自転車旅行は自転車が好きな人がやる旅だと思ってる?でもそれは違う。だって自分は自転車自体にはそれほど興味ないからです。
ここでいう自転車好きの定義をでもして置きましょうか。(個人による偏見による定義です)
自転車のパーツに詳しく、新しい車体を購入する際にも、パーツに拘ったり、週末は自転車でツーリングに行くような人を指すとします。
うん、これならめちゃくちゃ自転車好きですね。
初めに断っておきたいのが、自転車が好きで自転車旅している人も沢山居るし、むしろそっちのが多いんでないかなとも最近思う。
目次
自分は自転車が好きなのだろうか
自分はパーツとかほぼ解らないし、自転車のメンテナンスもほぼ出来ないし、毎週ツーリングに出ようなどとは、1ミリも思いません。
所持している自転車にしても適当に定員さんに言われるがままに選んで買ったクロスバイクです。これを旅仕様に変えて、ずっと今まで旅してきました。
今更だけど、自分の身体とサイズが合っていないしで、中々酷い自転車に乗っている気がするよ。(が…それで旅に出すぎたからか愛着はある)。
自転車旅が好きだから自転車の知識がついてきた
特に初めの頃の話しだけど、自転車パーツの名称はハンドルとチェーンくらいしか知らかったし、メンテナンスなんて、パンク修理でさえ出来ませんでした。
それ程度のいわゆる、一般的な自転車の知識でしかなかった。
今でこそパンク修理は当然できるし、タイヤの交換だってできる。ブレーキの調整もまぁなんとか・・。パーツの名称もなんと無し分かるものも増えてきた。
だけど、自転車のために知識蓄えようとしたことは一度だってありません。
手段として自転車に乗って旅をしていく中で、最低限の知識が自然と着いた程度なんです。
十分好きじゃんと言われてしまえばそれまでなんだけど、自分としては特別…好きだという思いはない。
自転車は旅をする手段でしかない
自転車は自分にとっては旅をする手段です。
自転車は極端な話、折りたたみ自転車でもいいし、ママチャリでもいい。実際に国内なら普通に居るし、世界一周のレベルで、それも日本人で旅している人もいます。
自転車はなんだっていいんだ。だって手段なんだから
たとえば。
Fool on the Planet ~折りたたみチャリで世界一周
このサイトの方は、サイト名の通り、折りたたみ自転車で世界一周されていた方です。
けいの無銭旅行記EXP
こちらの方はママチャリで世界一周している方で、奇術を披露し資金を調達しながら旅を続けているそうで、何やら親近感が湧くぞ。
おまけに所持金160円で出発するとかいう、もう自転車旅行したくてしたくて居てもたっても居られなかったんだろうなぁと想像に難くないですねー。
旅に自転車を選ぶ理由
自転車がそれ程好きじゃないなら何故、自転車で旅をするのかについて語らせてください。
自転車を漕ぐことで出る速度が心地いい
歩き旅には劣ってしまうけど、非常にゆっくりしたペースで旅ができることはが大部分をしめます。
自転車でわざわざ旅をするのは、このマイペースな速度と自分でやっている感覚(人力で動くため)が気持ちいいから。
その場で即座に休める自由度
しんどいと思えばその場で即座に休み、ちょっと急ごうと思えばスピードを上げ、やっぱやーめたとか出来るわけ。
バイクであれば早すぎるし、もし止まりたい所があったとしても、後方に車が詰まっていたら止まれません。単純に止まれない場所も自転車に比べれば多い。
公共交通機関によって疑似消滅した町々が見たいから
また、街と街の間を公共機関ですっ飛ばす(人力旅行者はこれをワープと呼ぶことがある)のは勿体無いじゃないかって思う。
交通公共機関は本当に便利ですよね。言わずもがなですけど。行きたい所へあっという間に運んでくれます。
前述したように、これを「ワープ」と呼ぶ人たちが居るので、自分もそう呼ぶとします。
「ワープ」は世界の街々を点と点にしてしまうのです。その間を無かったかのようにしてしまいます。
現地の人にはそうは映らないでしょうが、何千キロも離れた土地を遠くから眺めた時、そう移ってしまうのです。
フランスといえばパリと言った風にそこ以外知らないですよね?よっぽど好きか、現地に住んでいる人ではない限り。
自分もフランスの都市は?と言われて答えられるのはパリとマルセイユくらいです。後はよく分かりません。
点と点を線で結ぶ旅がしたい
自分は点と点では物足りないんです。点と点を線で結びたい。点と点の間にある線にこそ求めている物があり、その線を結ぶための手段として自転車を選んでいるんです。
自転車や徒歩ならば街と街の間には、たしかに道があり、その道もまた楽しむことができます。その道の途中で小さな町があれば、立ち寄ることもできるし、しなくてもいい。
選択肢が多く、それの殆どを自分で決めることができる。どの選択肢を取ったっていい。そんな自由を選べるのが自転車旅なんです。
バイク等でも同じことが言えますが、それは初めに言ったとおりスピード感の問題です。
徒歩ではなく自転車である理由
では徒歩ではなく自転車を選んだ理由を最後に言って終わりにします
時間は有限
「時間は有限」なんです。徒歩では時間がかかりすぎてしまいます。
あるき旅をしている方達の存在は知っていますが、海外って殺風景で全く変わらない景色が何百キロと続く場所もあると聞いています。この本に書いていました。
自転車旅だろうが歩き旅だろうがよっぽどでない限り、それは冒険ではなくて旅行であると認識しています。
自分が楽しめるのは歩きじゃないなと。5km程歩いたらもういいやって思うもんね。
マイペース速度を厳守する
自分のペースは誰もが持っていると思います。このペースを守りたい。
物理的な速度という意味では、先進国に生まれた自分たちは途上国の人たちに比べると早いように感じますがどうなんでしょうか。
自分は歩きの速度は遅いと感じます。一方バイクや自動車、電車の速度は早すぎると感じる。
その結果消去法で残ったのが自転車でした。自転車で出す速度が一番自分に合ってる、この速度が一番気持ちいい。だから歩きじゃなくて自転車なんです。
自転車が好きなんじゃなくて、自転車が出す速度が好きなのです。
だから自転車で旅にでる
- 自転車が出す速度感が好き。
- 街と街の間も見てみたいし、そっちの方が多くの人は知らないから興味がある。
- しんどくなったら立ち止まって好き勝手に休憩できる自由度
これらを全部可能にする自転車は素敵だと思います。
さあ皆自転車に乗って旅にでようぜ!