致死率40%!アジアを旅するなら予防接種必須の日本脳炎について

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20160614_2-min

海外を旅するなら様々な病気のことを考えてワクチンを接種しておかないといけない。
自分もこれから受けに行きます。第一弾は日本脳炎になりそうです。

日本脳炎ワクチンは既に子供の頃に予防接種を受けている可能性が高いのですが、
受けたんか受けてないんか全然解らないし、それなら打っとけってノリで行ってきます。

日本脳炎ワクチンは1回だけでなく3回も打たないといけません。
それも1回目から3回目まで1年という長い期間を開けないといけないので、
早めから準備しておく必要があります。

日本脳炎ワクチン打ってきました!って記事は誰得だ?!と思ったので、
本当にそのワクチン打つ必要あるのか、日本脳炎とはなんぞや?!
その辺超絶調べてきたからまとめようと思う。

別に知らなくてもいい。
だけど知ることで自分の旅のルートでは何が必要で必要でないのか…
また予防接種を受けたからといって100%疾病しないとは限りません。
症状を知っておくことは命のリスクを下げることに繋がります。
たかだか旅行で仏になりたくないので、自分はきちんと知っておきたい。

日本脳炎とは

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。
以前は子どもや高齢者に多くみられた病気です。
突然の高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。
知っていますか?世界で最も人を殺している生き物は「」なのです。怖いね。
因みに2番目は「人間」ですね。この話では関係ないが。日本脳炎は「コガタアカイエカ」と呼ばれる蚊によって媒介されます。
日本脳炎ウイルスにひとたび感染し、そして発症してしまうとヒトに重篤な急性脳炎をおこすとても危険な病気なのです。ホンマ蚊勘弁して欲しい。

日本脳炎の発生地域について

日本脳炎について簡単にわかった所で、では発生地域について知りたいですよね。
どこを旅するときに気をつければ良いのか。それを知ることは重要だからね。

日本脳炎は極東から東南アジア・南アジアにかけて広く分布している。
過去日 本脳炎の報告がなかったパプアニューギニアにおいても、1997年に患者の報告がなされた。

1995年にオーストラリアのトレス海峡Badu島、1998 年にBadu 島・ヨーク岬半島にて日本脳炎患者の発生が報告され、アジア以外の地域への日本脳炎ウイルスの広がりが明らかになった。

引用:日本脳炎とは

引用文にもあるように東南アジア・南アジア、それからパプアニューギニアにオーストラリアでも日本脳炎ウイルスの発生地域となっているようです。
ちょっとぱっとしないね。だから地図を見つけました。以下参照。

20160530_1-min引用:WHO | Japanese encephalitis

2012年の地図なので2016年現在では事情が違ってくるかと思いますが参考にはなるでしょう

ほぼアジア全域ですね。オーストラリア北部のクイーンランド州周辺は予防接種を受けておいたほうが良さそうですね。
つまり日本人にも馴染みのあるケアンズに行かれる方は注意です。

また日本もおもいっきり黄色で塗りつぶされているな?。つまり日本人は子供の頃に皆予防接種を受けている可能性が高いんですよ。

日本脳炎の予防接種を受けているならいいやん?

そうもいかないんですよね。残念だな。
日本脳炎のワクチンを子供の頃に受けているのであれば、抗体の持続期間は5年程なんです。
短いですよね。

恐らく殆どの人が日本脳炎の予防接種を受けた時から5年の歳月は経っているかと思います。
ワクチンの抗体はいつまでも持続しないのです。
これは日本脳炎に限らず他のワクチンでも同様です。

ワクチンによって1回打ては何十年も保つものもありますが、日本脳炎は5年が目処なのです。
そこから先は徐々に徐々に抗体が衰えていくので、追加接種を受けるのがベターですね

でもなぜかそんな通知が来たことがない。
これはもう「自分で管理するしかないってことだな」と自己認識したよ。
なので、日本脳炎の予防接種は受けなければならないのです。小学生の頃に打っているとしたら5年なんぞとっくの大昔に過ぎ去ってるし。

因みに。

日本脳炎ワクチン未接種者や不完全接種者で夏期に発生した脳炎患者の場合には、必ず日本脳炎を考慮する必要がある。

引用:日本脳炎とは

とのことです。日本での発症は限りなく低いけど、そういうことなので知識として頭に入れておくと良いと思う。

もしも日本脳炎ウイルスに感染し発症してしまうと?

典型的な症例では、数日間の高い発熱(38 〜40 ℃あるいはそれ以上)、頭痛、悪心、嘔吐、眩暈などで発病する。
小児では腹痛、下痢を伴うことも多い。これらに引き続き急激に、項部硬直、光線過敏、種々 の段階の意識障害とともに、神経系障害を示唆する症状、すなわち筋強直、脳神経症状、不随意運動、振戦、麻痺、病的反射などが現れる。
感覚障害は稀であ り、麻痺は上肢で起こることが多い。脊髄障害や球麻痺症状も報告されている。
痙攣は小児では多いが、成人では10%以下である。
検査所見では、末梢血白血球の軽度の上昇がみられる。
急性期には尿路系症状がよくみられ、無菌性膿尿、顕微鏡的血尿、蛋白尿などを伴うことがある。
髄液 圧は上昇し、髄液細胞数は初期には多核球優位、その後リンパ球優位となり10〜500程度に上昇することが多い。
1,000以上になることは稀である。蛋 白は50〜100mg/dl 程度の軽度の上昇がみられる。
ようは発症したらヤバイ。辛そうなことしか書いてないな?。
ぶっちゃけ書いてあることを具体的に理解できていないけどさ。
でも絶対発症したら辛いってことだけは分かるよ。
日本脳炎の潜伏期は6 〜16 日間で、もしも発症した場合の死亡率は死亡率は20〜40%で、幼少児や老人では死亡の危険は大きいそう。
また完治したとしても、45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうという恐ろしいウイルスです。地味に死亡率は低めなんですよねえ。低いっていっても20%~40%だけど。
こんな綱渡りは死んでもしたくない数字だなあ。

日本脳炎ウイルスはなぜヒトを死に至らしめるのか

ウイルスは生き物です。つまり繁殖するのが目的。
そのために宿主を殺してしまうことは、ウイルス自身もまた繁殖できないことになります。

なので基本的にヒトを宿主とするウイルスはヒトを殺さないのです。

しかしながら、本来の宿主から別の宿主に宿ってしまった場合この限りではありません。
たとえばエキノコックスは狐には無害ですがヒトに感染すると死に至ります。

この日本脳炎ウイルスも、元は豚を宿主にしているウイルスです
それをコガタアカイエカと呼ばれる蚊が媒介することでヒトに感染するので、ヒトを死に至らしめるという訳です。本来はヒトに感染するウイルスじゃないのです。
全ての元凶は蚊だ!駆逐して欲しい。

なんにせよ致死率がどうのこうの関係ない。致死率が低かろうと後遺症が高すぎる。
こんなのには感染したくないわ。

日本脳炎の発症地域別に勧告例を見てみよう

ある程度勧告例がある国だけを抜粋してみました。2006年まで書いとく。

2014 2013 2012 2011 2010 2009 2008 2007 2006
オーストラリア 1 4 1 0 0 0 1
バングラデシュ 183 23 52 103 15 15 702 204
ブータン 2 0 27 3 0 0
カンボジア 60 41 55 45 41 193 372 295
中国 858 2178 1763 1625 2541 3913 2975 4330 7647
インド 1657 1078 1214 555 653 427 4017
日本 2 9 2 9 4 3 3 5
ラオス 4 9 23 24 82 26 44 12
マレーシア 47 12 22 12 0 9 17
ミャンマー 50 3 14 20 18 8 5 28 0
ネパール 1304 118 75 126 183 146 329 435 290
フィリピン 69 24 181 5 34
韓国 26 14 20 3 26 3 6 7 0
スリランカ 21 70 60 30 27 72 118 45 29
タイ 59 54 52 40 36 64 43 49 78
ベトナム 421 224 183 126 140 68 17 38

もっと見たい方は
GHO | By category | Japanese encephalitis – Reported cases by country
を参照してみてください。

中国とインドが数値が高いですが、これは人口が多いからでしょうな。
この図を見て注意したいのが、人口あたりの勧告数が多い国は注意だということです。

中国を例にします。
2013年度の勧告数は2178ですね。中国の人口は2013年で13.57億人です。
であれば人口あたりの勧告数は0.0001605011%で、
中国で会っても、ほぼ日本脳炎にはかからないってことです。

この図を見て分かる通り、そんなに勧告数は多くないんですよね。
だからそこまで怖がるひつようもなさそうに思う

日本脳炎は怖がらなくてもいい?

上記、発症地域別の勧告例の図を眺めてもらうと分かる通り人口あたりの勧告数はとても少ないのです。ということはほぼ日本脳炎ウイルスに感染しても発症することが無いんですね。
ラッキー。

実際、感染者の発症率は0.1%から1%。感染しても日本脳炎を発病するのは 100〜1,000人に1人位で、殆どの人は無症状なのです。
なのでそこまで怖がる必要は無かったりします。

ただ一応リスクはあるので受けといた方が良いよねってこと。

日本脳炎の治療と予防

日本脳炎は症状が現れた時点ですでにウイルスが脳内に達し、脳細胞を破壊しているため、将来ウイルスに効 果的な薬剤が開発されたとしても、一度破壊された脳細胞の修復は困難であろう。
日本脳炎の予後を30 年前と比較しても、死亡例は減少したが全治例は約3分の1とほとんど変化していないことから、治療の難しさが明らかである。
したがって、日本脳炎は予防が 最も大切な疾患である。
と言った具合に日本脳炎は発症してしまうと全治することは、あまりない。
なので予防接種を受けるのが一番有効な手立てなのです。
また注意として
ワクチン接種が基本で罹患リスクを75%から95%減らすことができるとされているが、最終予防接種から年を経る毎に抗体価が低下することから、1980年代生まれを中心に抗体保有率の低い世代への追加接種が必要と考える専門家もいる媒介蚊の防虫対策としての防虫蚊帳蚊取線香、屋外での長袖・長ズボン・防虫薬の使用が有効とされている。
 
介蚊の防虫対策としての防虫蚊帳蚊取線香、屋外での長袖・長ズボン・防虫薬の使用が有効とされている。
とのことで、ワクチンを摂取したからといって100%防げることは無いのです。罹患リスクを75%から95%減らすとあるように、完全ではないんです。
とはいえ元々発症確率の低いウイルスなので、ほぼ100%無いと言っても過言でもない気もするが?。油断は禁物だな?。

日本脳炎の予防接種スケジュールについて

日本脳炎の予防接種スケジュールなんだけど、記事の一番初めに触れた通り3回も接種しなければならいのです。面倒だけど仕方がない。
リスクを背負うか、リスクを限りなく減らすか。
いちいち旅していて日本脳炎のこと考えてたくないよ。だから自分は3回受けますよ。

日本脳炎ワクチンの予防接種スケジュールは基本的に以下のようにすればいいですよ。

  1. 初回目は何時でもいいから受けに行く
  2. 2回目は、初回から3〜4週間後に受けに行く
  3. 3回目は、初回より1年後。
    ピッタリ1年じゃなくていい11ヶ月後とかでもいいって先生が言ってた!

自分が今直ぐ旅立たない理由の1つに予防接種を原因として前に説明したんだけど…

やりたいことは今すぐ実行するべきだが、自分が今すぐ旅に出ない理由を書いておく


まあ日本脳炎のワクチンは全て受け終わるまでなんと1年も掛かってしまうのです。
それに日本脳炎だけじゃないし。他にも沢山あるのだ。

一番大きなり理由はもうちょっとお金為て余裕もった旅したいなっていうことだけど、そのことは今はドウでもいいんだよ。今は、予防接種だ予防接種。

話しがそれたけど、この3回を受け終わってようやく抗体が5年持つようになる。
そして抗体が切れそうになったら追加接種を1回打てばまた5年持つようです。
トラベルクリニックの先生が言ってた!

日本脳炎ワクチンは1年かかってしまうので、自分のような自転車旅行者はまず率先してこのワクチンを受けに行くといいですよ。じゃないと大幅なロスになってしまいかねないからね?

日本脳炎ワクチンの値段

日本脳炎ワクチン等の海外渡航者向けの予防接種は保険が適応されません。
本当に勘弁して欲しい。保険が適応されない場合の医療費の高さですよ。

おまけに予防接種を受ける場所によっても値段はまちまちで、よく調べておかないと1.5倍からワクチンによっては2倍近い値段を払わされることになりますよ。

日本脳炎ワクチンの場合で、大阪を中心とした相場のリストを記述しておきますので
受けに行く方は参考にしてくれると嬉しい。
(ちなみに2016.06.14日現在の値段となります。)

大阪市立総合医療センター 大阪府 6480円
梅田トラベルクリニック 大阪府 7560円
上本町わたなべクリニック 大阪府 5900円
大阪府医療会 予防接種センター 大阪府 8000円
関西空港検疫所 大阪府 6500円
洛和会音羽病院 京都府 6920円

自分が調べたのはこれだけなんですが、結構違うでしょ?
もちろん上本町わたなべクリニック1択ですよ。安かった!本当に5900円だった!
恐らく相場は6000円〜7000円位だと思う。
もっと安い所あったって人は是非教えてほしいな。

日本脳炎まとめ

最後に日本脳炎は発症率こそ少ないけど、発症してしまうと全治することはかなり低い上に、後遺症も残り安い怖い病気なのが解ってもらえたかと思う。

発症率は低いし死亡率も低い。そう思えば気楽に捉えられるかも知れないけど、旅の最中に日本脳炎のことばっかり考えていたくないですよね。

だったらおとなしく受けたほうがいいかなと個人的にには思う。
実はワクチンを一切受けずに飛び出す猛者も居るんだけどね、
でも命は何にも変えられないし…

自分は用心深いので他の予防接種もなるだけ受けて強靭なる肉体を手に入れようと思う
(尚、幾らワクチンを接種して強靭な肉体を手にれても風邪は引く模様)

そんなこんな。

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